サピックス5年生実力診断サピックスオープンの解説を公開しています。
1: サピックス5年生実力診断サピックスオープンの難易度・所感
初めてのサピックスオープンでした。難易度的にも過去に受験したテストの中ではおそらく最も難しいものになったのではないかと想像します。また、6年生になるとより明確にAタイプ(技術・知識問題)とBタイプ(思考力問題)に仕切られることになりますが、今回も大問5と大問6がBタイプの問題だったということは取り組んでいる中でも気づいたかと思います。
実際の入試では、AとBの融合タイプの問題もあり、綺麗に区分けすることも難しいものの志望校ごとに傾向は確かにあります。それぞれの志望校に合わせた形で、自分はどちらの力が不足しているのかを考えて今後の勉強方針を立ててほしいと思います。Bタイプは、小4「頭脳トレーニング」、小5「思考力の養成」「思考力アップ」がテキストに掲載されている該当問題、他は全てAタイプのものとなっています。
以下、難易度レベルB以上の問題に対してコメントしておきます。
▼1番(3):積の組合せ探し
2つの整数の積だけがわかっている場合、その2つは約数セットである、ということに気づくことができるかが問われました。
▼3番(4):葉っぱと残り
分割していくと、葉っぱの残り部分と扇形部分に分けることができます。葉っぱの計算方法をマスターしていると早く答えに到達できたかと思います。
▼4番(2):倍数条件と範囲
難関校、最難関校の文章題にありがちな倍数条件と範囲で絞る問題です。聖光学院や桜蔭などでもよく見かけるものですので、志望者は意識しておいて欲しいものです。
▼5番(2)(3):2つセット、3つセットを活用し試行検証
綺麗に計算に落とし込むことができない典型的な思考力問題です。2個セットのものと3個セットのものの一覧を整理して作ることで、解くことができる問題でした。
▼6番:ぺちゃんこサイコロ、サイコロの目の向き(時計回り・反時計回り)、4で割ったあまり注目
元ネタは筑駒の過去問で、テキストで取り組んだ経験もなかったかと思いますので、かなり難しく感じたはずです。滅多に出てこない問題ではあるものの、今回の3つの論点があれば戦える問題になりますので、数少ない機会として丁寧に復習しておきましょう。
2: サピックス5年生実力診断サピックスオープンの全問解説動画
今回の記事では、サピックス5年生実力診断サピックスオープンの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、5番、6番はStandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。
※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。
1番(1)
1番(2)
1番(3)
2番(1)
2番(2)
2番(3)
2番(4)
2番(5)
3番(1)
3番(2)
3番(3)
3番(4)
3番(5)
4番(1)
4番(2)
5番、6番