【バックナンバー】サピックス6年生 2020年度5月マンスリー確認テスト・動画解説・難易度分析

サピックス6年生5月マンスリー確認テストの解説を公開しています。

1: サピックス6年生5月マンスリー確認テストの難易度・所感

6年生5月マンスリーでした。6番の水問題が要求技術的に拙い印象を覚える以外は、どれも良問で技術的な習熟度を測るテストとして有効だったのではないかと思います。

とはいえ、偏差値55以上の難関校・最難関校の志望者は入試時点(それは2月より前倒しになるにせよ、後ろ倒しになるにせよ)では、満点を取る必要がある内容であったと思いますので、できなかった問題は全て自分の理解や習熟度に課題があったと素直に反省して復習しておく必要があろうかと思います。

一点だけ、伝えておきたいこととしては、新型コロナの影響があってもなくても、この時期の6年生は定着に課題がある技術が多く、最終的に難関校・最難関校に通うことになる子どもたちであっても、成績が揺らぐということです。現時点でのそのままの得点や偏差値が、ゴールラインである入試時点での得点力とは「まだ大きく変わる可能性がある」ことも付け加えておきます。

とはいえ、やって行くこととしては、穴を丁寧に類題含めてやっていって埋めて行く日々の地味な行為でしかありません。その行為は確かに地味で面白みを感じる要素が少ないかもしれません、でもそういう地味なことであっても、気持ちを切らさずに進むことができた子どもたちに勝利の女神は微笑むのだろうと確信しています。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

 

▼1番(3) :部分分数分解

まず、分母が大きな分数が多くの数並んでいる、ということで直感的に部分分数分解を疑いに行くことができるかが問われました。
そもそもここで疑うことができなければ「詰み」だったと思います。その意味合いでは、部分分数分解として出題されるタイプの問題を事前に記憶の片隅におきつつ、いつでも取り出せる状態にあったかどうかで勝負が決まったのではないかと思います。

▼3番(5)②:複合図形の色ぬり

めんどくさいものの、段ごとに調べて行くしかない問題だ、ということを認識して、段ごと調べるということを決断できるかというが問われた問題です。実際はそこまで面倒でもないですので、特に開成・桜蔭・雙葉あたりを2/1に受験予定の方はここで、「それぐらい、何も面倒でもない」と思えるようになってほしいと思う問題でした。

▼5番:ピラミッド・チョウチョ・等高図形・区切り面積

よく知っている技術を「本当に自分で使うことができますか」が問われた問題です。1つ1つの使用技術は決して難しくありません。できなかった人の多くは、「問題に入りきれていない」「問題の応用性の高そうな雰囲気に気持ちでやられた」が原因ではないかと想像します。

▼6番(2)(3):正面から見た図

技術的にはなんの変哲もなく、正面から見た図で下から順番に体積を書き込んで行くだけ、という問題です。

▼7番(2)②:範囲

読解が要求されてますが、3本分の範囲がわかって、前問の①との共通範囲を求めさせるというオチです。ここまでは難関校志望者は仕留められるようになってほしいと思います。

 

新6年生5月マンスリー確認テストの全体感・分析表

2: サピックス6年生5月マンスリー確認テストの全問解説動画

今回の記事では、5月マンスリー確認テストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、5番、6番、7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。

StandByメンバー様用5月マンスリー確認テスト全問解説はこちら

   
   
   
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