【バックナンバー】サピックス5年生 12月マンスリー確認テスト・平均点・動画解説・難易度分析

サピックス5年生12月マンスリー確認テストの解説を公開しています。

1: サピックス5年生12月マンスリー確認テストの過去の平均点

             
4教科平均点算数1教科平均点
2017年295.284.7
2018年281.484.7
2019年294.397.0

例年は4科目平均280〜295点、算数平均点80点〜90点の中に収まることがほとんどですが、昨年度は97点と比較的簡単なテストとなりました。

昨年度、テキスト改訂により範囲自体は相当難しい技術が含まれているものに変貌したのですが、それらはあまり出題されてきませんでした。文章題はこれまでの経験数も多く得意としているお子様も多いため、幾分か簡単なテストとなっていたようです。

今年は昨年からのテキスト改訂を踏まえ、テキストで出題されているレベルの少し難しい技術や捻られた問題が出題されています。昨年度よりは難易度が少し上がっていると考えられます。

以下では、2020年度サピックス5年生12月マンスリーテストの難易度・所感が掲載されています。どうぞご参照くださいませ。

2: サピックス5年生12月マンスリー確認テストの難易度・所感

5年生、冬期講習前の12月マンスリーでした。

4番までのほとんどの問題は、「割合×●●」を中心とした単元の基礎的な問題で、6年生になれば基礎トレでこなしていくことになる問題群でした。必ずできるように仕立てた上で、6年生に上がって欲しいと思います。5番がやや応用性のある技術的問題ではありますが、それでもその多くは、入試段階では難関校(豊島岡や海城など)のレベルA=受験生の多くが入試段階で解けるレベルに相当する問題群、6番が「反対購入」を題材にした応用問題という構成でした。

とは言え、何度も繰り返してきたことですが、5年生の夏以降から一気に多くの技術を身につけてきたことで消化不良に陥るケースが多く、難しく感じる方も多かったのではないかと思います。ただし上記の通り、実際の入試基準ではレベル的にはそこまで高くはなく、早い段階で穴を埋めていく必要があるということになります。

以下、レベルB以上の問題にコメントしておきます。

■1番(8):数表(正方形型)


基礎トレでも何度か出題されてきた正方形型の数表ですが、最後に自分で「書く」ことを要求する応用技術であり、レベルBにしています。とは言え、何度も経験していることから、そろそろ出来るようになって欲しいと思います。

■4番(2):2列の速さ整理


典型的な2列の速さ整理の問題で、アプローチでもデリサポでも経験済の論点です。応用技術でもあり、レベルBに設定しています。こちらも確実に出来るようになりましょう。

■4番(3):1点注目の作図


一見すると、速さの和でキョリ一定の問題かと構えてしまいますが、具体的な速さが分かっている為、そこまでせずとも速さの和に注目して求めることが出来ます。


■5番(1):起点=分母のLCM○、原・定・売


珍しい応用問題でしたが、基本に忠実に→と×で整理していけば、何を使うかは明らか。技術をどこまで手の内に入れられているかで差がついた問題です。


■5番(2):下ろして式作り、→と×で表現


終わりの部分が綺麗な比になっていないタイプの問題で、式作りを行うだけです。どう解くかという解法の選択を正しく出来ているかを確認する意味合いの強い問題でした。


■5番(3):多数売りの表、仕入れの個数を①おき (別解:売れ残った商品を売って考える


応用問題でした。多数売りの表で仕入れの個数を置いてゴリゴリ計算していっても、それほど苦しくなく答えに到達出来ますが、綺麗な解法としては別解で提示した「くさった卵を、定価で売って考える」という問題で経験してきた解法を用いると、ゴリゴリ計算することなく答えに到達することが出来ます。


■5番(4):比例式


長さを置いて表現していった上で、最後が綺麗な比が与えられているということで、比例式を連想出来るかどうかが鍵でした。


■5番(5)②:差一定


①で長さが出ている為、増えた後の池の深さを、「同じだけ両方から引いた」後の比が与えられているということを視覚的に整理してあげると、差一定に気づくことが出来ただろう問題です。


■6番:反対購入の差集め、予定との合計金額の差で等式、×=×の逆比、3つの和差算


反対購入の応用問題は、最難関校・難関校でも数多く出題されている為、ここで経験して置くことは大事な意味があると思います。(1)はシンプルな問題で関係ないものを無視して考えると基本的な反対購入の考え方で解くことが出来る問題でした。(2)は、「どちらの個数が多いか」がわからないことで、とっかかりを掴みづらく手が止まってしまうタイプの問題だったかと思いますが、「1個あたりの金額の差×個数の差」まで捉えて書くことさえできれば、推察はしやすい問題でした。

 

5年生12月マンスリー確認テストの全体感・分析表

3: サピックス5年生12月マンスリー確認テストの全問解説動画

今回の記事では、12月マンスリー確認テストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、5番、6番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。

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