コベツバweb授業の取り組み方【F:算数マスターコース】

コベツバでは問題を解く技術を体得することを「いつでも取り出せて戦える”武器”を得ること」と表現しています。ポイント(技術)は、単に理解をしているだけでは受験本番に使うことはできません。どんな問題も受験本番もお子様が安心して解いていける、コベツバweb授業ではそんな状態を目指します。

コベツバweb授業では、学習開始時期・偏差値帯・志望校などに合わせて、学習の進め方を「コース」としてご提案しています。本記事では、F:算数マスターコースの取り組みについてご案内します。



Fコースの方針・概要

対象開始時期

5年生9月〜6年生11月頃

大方針

まずはポイント教材を完成させよう!グレード1は力試しテストで効率的に総復習をしましょう。グレード2では、厳選された「入試で問われやすいポイント」を中心にポイント学習から始めましょう。これで、算数の土台が固まります。当コース修了後はH-2: 志望校攻略コースに進み、『入試でた順教材』で実戦演習を積みましょう。

どんな方が対象?

  • 算数をムラなく仕上げ、模試や入試で得点を安定させたい方
  • 算数に対する苦手意識をなくし、志望校合格に向けて偏差値を引き上げたい方
  • 整理しされたポイント(各技術)で、効率的かつ効果的に学習したい方

コベツバweb授業の構成

“グレード” とは?

ポイント(技術)の難易度です。難易度や入試での出題頻度をもとに3段階で分類されています。

  • グレード1:土台となるポイント(168ポイント)
  • グレード2:入試でメインとなるポイント(230ポイント / 塾では190コ程度習う)
  • グレード3(TopGun特訓):最難関校で差がつくポイント

※コベツバweb授業で学べるのはグレード1・2となります
※グレード2も前半/後半に分かれており、前半までが基礎的な内容のポイントです

“〜の型” とは?

ポイント学習にはポイント教材と対応する練習テストが内包されており、どちらも2つの難易度(型)に分かれています。

◎共通の型

対象者:志望校問わず全員

ポイント(技術)を素直に使うオーソドックスな問題群。一般的な塾テキストも、6年前半までは8割程度このレベルの問題が掲載されています。

◎難関の型

対象者:難関校(S58やY65以上)志望者。※共学の付属校(慶應や筑附)は除く

ポイント(技術)を異なる角度から利用する少し複雑な問題群。難関校の入試では出題率が高い一方で、塾のテキストではあまり登場しないため、意外と忘れやすく受験生の差がつきやすいところです。コベツバでは丁寧に導入し、解けるように持っていきます。難関校志望の人はそれ以下の偏差値でも、入試が近づいている6年後半以降はできる限り学習しましょう。

※先取りで学習する場合や、算数の苦手意識が強い場合は、共通の型をまず仕上げることを推奨します。迷った場合は、試してみて感触次第で両方同時に取り組むことに決めても構いません。2周目の復習で取り組んでも良いでしょう。

学習の流れ

グレード1

全体の流れ

力試しテスト > (間違えたポイントのみ)ポイント教材 の順序で学習を進めます。6年生以降に開始する場合、グレード1での総復習はグレード2と並行して進めていきましょう。

①ランダム学習について

力試しテストでは、複数のポイント(10個前後)がテスト形式でランダム出題されます。ここまでに塾で習得した技術をしっかりとアウトプットできるかを確認しましょう。間違えたポイントは、ポイント教材に戻って技術を補強しましょう。制限時間内ですらすら解けるようになると、本番に安心して使える技術に仕上がります。

②ポイント学習について

力試しテストで間違えたり、時間が大幅にかかったポイントは、まずはポイント教材の「練習テスト セット1」に挑戦しましょう。間違えてしまったら、例題にも取り組みましょう。解説動画と同じようにスラスラ解けることが大切です。テストで満点を取れる状態になったら、「練習テスト セット2」に再チャレンジしましょう。

苦手分野やグレード2で自信をつけたいなら、先にポイント学習を行った方が学習効果が高いでしょう。力試しテストで6割以下が続くようであれば、ポイント学習を先に行うことを検討してください。

グレード2

全体の流れ

ポイント教材 > 練習テスト > 入試でた順 の順序で学習を進めます。

①ポイント学習について

算数マスターコースでは、厳選された「入試で問われやすいポイント」を優先して取り組みます。まずは例題に挑戦し、間違えてしまったら反復にも取り組みましょう。解説動画と同じようにスラスラ解ける、制限時間内に解けるまで仕上げることが大切です。練習テストで満点を取れる状態になったら、テストにチャレンジ。セット1で満点を逃した場合はセット2も取り組みましょう。

算数マスターコースの厳選ポイント一覧はこちら

ポイント教材が修了したあとは、入試に向けてもっと色々な問題を実戦できる…
H-2:志望校攻略コース の 「入試でた順」へ

ポイント教材の学習が修了した方は、【H-2: 志望校攻略コース】に進み入試でた順教材に取り組みましょう。
H-2コースの取り組みの詳細は、こちらからご確認いただけます。
※まずはポイント教材を修了しましょう。典型題で型を習得し、土台をしっかり固めてから実戦演習に進んだほうが効果的です。

ペース選択とモデルスケジュール

5年生後期

ペースを選ぼう!

モデルスケジュール

6年生前期

ペースを選ぼう!

モデルスケジュール

6年生後期

ペースを選ぼう!

モデルスケジュール

よくいただくご質問

Q: どんな状態になることがゴールですか?

中学受験本番は時間や緊張との戦いです。問題を見たら瞬時にポイント(使うべき技術)がわかり、迷いなくスラスラと解答できること、そしてその状態が時間があいてもキープされている状態が望ましいです。「解説を見たら理解できた」「時間をかけて悩みながら解ける」状態は十分ではありません。

Q: 受験までに間に合わないかもしれないため、苦手分野に絞ってよいですか?

できるだけ絞ることなく網羅的に取り組みましょう(苦手分野を優先的に取り組むことはOKです)。ポイント教材は典型題を通して「技術の型」を知る教材です。絞って取り組むことで「知らない=ライバルと大きな差がつく」可能性があります。

Q: グレード1は飛ばしてよいですか?グレード2だけでカバーされますか?

グレード2はグレード1の内容を含みません。そのため、少なくとも5年生の段階では、必ず飛ばすことなく取り組みましょう。4年生~5年生前期で習ったものをテスト形式で総復習することで、算数の力は飛躍します。ただし、6年生であまりに時間的余裕がない場合はグレード2を優先して進めてもよいでしょう。その後取り組む『入試でた順教材』でも、グレード1で登場するポイントの復習は可能です。前述の通りグレード1の総復習により土台が盤石なものとなるため、どなたでもなるべくグレード1から取り組むことが理想です。

Q: グレード2までで、志望校によっては不要なポイントはないの?

基本的にはありません。グレード2までは中学受験算数で鉄板と言われる技術群になっています。Fコースでは、その中でも「入試でよく問われる」ポイントのうち【ライバルも身につけてくるであろうポイント】に絞っています。効率的に学習いただけるため、これ以上絞ることは避けてカリキュラムに沿って学習しましょう。それらの厳選ポイントは、6年生の夏頃までに「一度は身につけた」とはいえる状態になっていることが理想ではあります。しかし、実態はなかなか間に合わないものですので、完了目安がそれより遅くとも焦ることはありません。不安なポイントは、6年生秋・冬以降でも戻って復習することで、さらに算数の力が伸びるでしょう。

Q: ポイント教材が完了したあと、入試まで何をすればいいですか?

ポイント教材 グレード1・2で、中学受験算数に必要な技術は網羅されているため、技術の習得は完了です。(トップガン対象校を除く)入試までの残り期間で大切なのは、総復習と実戦訓練です。ポイント教材が完了した後は【H-2: 志望校攻略コース】に進み、”入試でた順教材”でトレーニングを積みましょう。

Q: TopGun特訓が必要な志望校を目指してるが、どうしたら良いですか?

グレード2までを完璧にすることが最優先です。灘や開成に鉄板で合格するようなお子様でも、グレード2までの内容を忘れてしまっていることは十分あり得えます。グレード2までを「概ね簡単に解ける」段階まで達成できたらグレード3(TopGun特訓)に進みましょう。入試までに両方を学習する時間が取れない場合は、コベツバweb授業の応用の方が優先です。トップガンレベルの発展的なポイントよりも、失点が合否に直結するためです。

さっそく学習を開始しよう!

効果的、かつスムーズに学習が進められるよう学習計画管理シートをご用意しています。具体的なスケジュールの作成・進捗管理・カスタマイズ等をシート上でおこなっていただけますので、ダウンロードもしくは印刷してご利用ください。