サピックス5年生11月マンスリー確認テストの解説を公開しています。
1: サピックス5年生11月マンスリー確認テストの難易度・所感
5年生11月マンスリーでした。全体的には大量に学習してきた技術の基礎が十分に身についているかどうかを問う問題が多く、応用問題は少なく、難易度レベルを抑えた印象を受けました。但し、逆に言うと「自分が理解できていない論点」をあぶり出すのに非常に効果的ですので、落としている論点をテキストに戻って確実に身につけて欲しいと思います。
以下、レベルB以上の問題にコメントしておきます。
■1番(8):回転体<表面積の技>、回転体
表面積のやや応用問題。上下の底面積が同じになること、側面積が「底面の周り×高さ」で素早く求められていること、を確認しておきましょう。
■2番(2):2列の速さ整理
行きと帰りで流速が変化していることから「2列の速さ整理」を発想できるかが問われました。その後の処理は、和か差に注目ということまで確認しておきましょう。
■4番(3):差に注目、1点注目の作図
Aに非常に近しいBです。長さが比で与えられているものの、作図を含め整理をすることさえできれば、差に注目に気づくことは易しかったかと思います。気づかなかった場合は、整理の方法や通過算における距離と時間の捉え方を復習しておきましょう。
■5番(4):転がり移動の作図
自分で最後まで作図するのにミスを誘ったり、時間がかかったりする為、レベルBに設定していますが、テキストではこれよりも難易度の高い問題を扱ってきたはず。確実に正解できるように復習しておきましょう。
■6番(1):縮尺
面積の作図は、位が非常に大きくなりミスを誘発しやすいのでレベルBに設定しています。ここでは煩雑さを避けるために、面積ではなく、長方形の長さを拡大して進行することを選択しています。
■6番(3):整理
線分図で整理するだけの問題ですが、そこに課題がある人もこの段階ではまだまだ多いと判断してレベルBにしています。
■6番(4):の比の比、ピラミッド
今回の問題で差がついただろうと想定される問題。オチは、底辺と高さの比が出て来るため、『の比の比』でした。
■7番(2):1点注目の作図、比例
6番(4)と並んで差がついた問題だと思いますが、電車の中で人間が動かないので難易度を抑えて作られた印象があります。1点注目の追いつき型は「遅い方を止めた図」ということが使いこなせているかを問う問題で、これだと(1)つまり列車の具体的な速さを一切使わずに解くことができます。
また、今回の問題設定に加えて電車の中で2人が動く場合も、2人の速さが与えられていれば、ほぼ同じ解法で『速さのの比の比』を使って解くことができます(この場合は、列車の速さは使いますが)。興味がある人は取り組んでみると良いでしょう。
2: サピックス5年生11月マンスリー確認テストの全問解説動画
今回の記事では、11月マンスリー確認テストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、6番、7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、継続メンバー様限定とさせていただきます。現在登録いただくと、登録月とその前の月のコンテンツを無料体験できます。
尚、当コンテンツは2020年度5年生の11月のコンテンツとなりますので、2020年度5年生にお子様は継続メンバーにお申し込み後、11月のコンテンツをご購入ください。
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