【入試速報】2024年フェリス女学院中 算数解説動画と難易度 傾向 対策

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2024年入試の基本データ

2024年フェリス女学院中入学試験の算数

フェリス女学院中入試 算数の問題PDF

フェリス女学院中入試 算数の所感・難易度分析

2024年、フェリス女学院中の入試でした。
全体感を見ていくと、レベルAが約55-60%、残り40-45%前後がレベルBという標準的な難易度構成となりました。
既に結果が出ており、合格ライン相当に当たる受験者平均が57点であり、いかにレベルAの問題を確実に仕留めるかで勝負が決まったと考えられます。
とはいえ、レベルAもレベルB寄りのものが多く本当の意味での典型問題が少ないことから、難問対応力を持った上で、取れる問題の幅を広げつつ、得点できるところを確実に得点することが求められたのだと思います。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■1番(5)②③：じゃんけんの和差注目、整理、和の最大を目指す

思考力問題でした。
じゃんけんなので和に注目した上で考えて解くタイプの問題でした。

■2番(3)：素因数分解、調べ上げの工夫

調べ上げるために、技術によらず書いてしまうのが早かったかと思います。

■3番(2)(3)：真ん中影武者、見通しをつける

真ん中影武者だけでは終わらず、一手解像度を上げて考えさせる応用問題でした。
単針が9のメモリ付近ということで2つのケースを比較することで求めることができます。

■4番(2)①②：反比例＝積一定・逆比、柱体の表面積、の比の比、相→面

①、柱体の側面積は「底面の周りの長さ」×「高さ」であり、側面積が等しいことから積一定の逆比で解くことができます。
②、難問だったかと思います。
(1)が誘導ではないかと考えて、正三角形の相→面に持ち込むことで解くことができます。

フェリス女学院中入試の算数動画解説

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3番

フェリス女学院中志望者向け 来年度に向けた対策

フェリス女学院に向けた対策としては大きく以下の3つとなります。

■1：基礎技術の習得・徹底

例年約50%前後がレベル Aですので、そこを合わせることで合格ラインに乗るケースが多く、基礎を固めることが非常に重要になります。
難易度が上がってもレベルAで取りこぼすと致命傷になりますので、重要度は変わりません。

■2：応用技術の習得・習熟

応用技術を使う問題が出題される年も多く、それらを得点できるとかなり優位に立つことができただろうと想像します。
また、上記のレベルAにおいても完全な典型問題が少ないので応用問題への対応力によってAの取りこぼしも少なくなってくると想像されます。
従って、基礎だけではなく応用技術、応用問題まで一定対応できるようになることを目指してほしいと思います。

■3：思考力問題への取り組み

毎年のように思考力問題を出題することから、定期的に思考力問題のトレーニングを積んでいくことが望ましいと言えます。

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